【現状】9歳1か月
アメリカで、現在小学校3年生の日英バイリンガル&発達障害(ADHD混合型)児を育てるワーキングマザーのひっこです。
ADHDが確定するまで、発達障害育児の中では皆さんが経験される通り、母の私の中にもいろいろな葛藤・迷い・悩みがありました。それらを改めて振り返って記録を残します。
こちらは、9歳1か月現在(2021年5月)の現状を記録します。
アメリカは学校年度が8~5月ということで、ちょうど今は、小学校3年生の年度末を過ごしているところです。
【学校の授業形態】
- 8月からの新年度[小学校3年生]は同期型オンライン授業を希望し、3月まで継続
- 春休み明けの4月から対面授業に戻った
- 友達との1年ぶりの交流が嬉しくて毎日張り切って登校している
- 学区の方針で月曜日は非同期型オンラインの課題をこなし、火曜日~金曜日のみの登校
【投薬】
- コンサータ18㎎を毎朝一錠、月曜日~金曜日まで服用(本人の希望で週末は休薬)
- 投薬前と比べて、やはり集中ができるようで学校の先生からは行動面での問題はないと言われている(家ではじっと椅子に座って授業を受けるのは難しそうだったし、先生と一対一の会話を聞いていても、いわゆる Blurting っていう衝動的な発言が多かったのだが、リーディングの先生からはそれが投薬後、減ったと言われた)
- 家庭ではオンライン授業期間中の2日間しか試せなかったのが、会話の発話がとてもスムーズになったのと、書字の筆圧が上がり、一文字一文字小さく、英語は罫線上に日本語はマス目の中に書けるようになったのに驚いた
【学習の遅れ】
- リーディング:約半年~1学年程度遅れ(去年くらいからリーディングは楽しみながら取り組めるようになったが、今はところどころ文章内での単語の [読み飛ばし] が気になる
- ライティング:先月、初めての州統一テストを受けたので、その結果待ち(素人の所感では投薬のお陰でだいぶ伸びたと思うし、担任も同感とのこと。上記の通り書字そのものの改善もそうなのだが、文章の構成力がアップしたのと、言葉の無駄なリピートがなくなり、使える語彙が増えたように感じる)
- 算数:今週、初めての州統一テストを受けているので、その結果待ち(家庭学習の様子からすると、約1学年程度の遅れかと思われる)算数は何より苦手意識と反復練習への拒否感が半端ない(国語(英語)と算数へのモチベーションのギャップが大きい)
- これらのことから、私個人的には、Dyscalculia(算数障害)と Dysgraphia(書字障害)を疑っている( [書字] の方はアメリカはAssistive Technologyが発達していて、今だって小3のクラスで一人一台にクロムブックが与えられ、毎日のライティング授業で課される作文は、障害有る無しに関わらず、Google Doc にタイピングなのであるから、今後、[書くこと] で苦労することはないかなと予想です)
【今後の対策】
- 先週、今後このアメリカの学校システムの中で特別支援教育 (英語で Special Education) が必要なのかどうかを査定するための検討チームによる SST (Student Study Team) Meeting というのを開いてもらい、夫婦で出席した
- 出席者は、普通学級の担任、校長先生(議事進行係)、学校心理士(常勤)、特別支援級担当者、記録係、私達夫婦の7人
- 第1回目のミーティングということで、担任からの現状報告と、私達夫婦から息子における現状報告と、[困りごと]と[心配ごと]の共有というものだった
- 今は、対面授業に参加し出して一か月足らずであること、3ヵ月近くもある夏休み中に学区が行う補講のサマースクールに出席する予定であること、投薬も続けることを前提に、学習障害があるかどうかの査定は、新年度が始まってすぐに行われる4年生の担任によるアセスメントの結果を待つこととなった
- その時までには今ちょうどやっている州統一テスト(学力テスト)の結果も出ているだろうし、先生も親の私達にも判断はし易いかなと思い、同意した
- 一方で、ADHDによる生活面の困りごとは大きいだろうということで、学校心理士の方から、新年度始まったらすぐに [通級指導教室] への通級を提案してもらい、それには大変ありがたく、お願いすると伝えた
【日本語学習】
- ひらがなは6歳くらいから本格的に始めて、ようやくスムーズに読めるようになってきた
- カタカナはまだ数文字しか認識ができない
- 一年生の割り当て学習漢字は、訓読みの多くを読めるようになってきているが、文章の中で、文の内容から推測している様子もうかがえる(漢字の文字単体では記憶ができていない?)
- 光村図書 国語一年下 を週に3-4回程度、見開き2ページの音読練習をしている
小学校に上がってから私が抱えていた3年弱のモヤモヤ感が今、ようやく形となって動き始めたところです。ここまでの経過はまた後日、詳しく書いていきます。